My Favorites AOR-Side Vol.2 byまこんち★横浜支店

明けましておめでとうございます(遅いw)
AORの名盤を、メジャー、マイナーかかわらずご紹介していくこのコラム。

第2回目は、Paul Davisの「Cool Night」(1981年)です。

冬に、敢えてこれを取り上げるのは、特に意図はございません。

日本版限定のジャケットには、賛否有るようですが、このジャケットのイメージ、サウンド、タイトルがピッタリの名曲で始まるこのアルバムは、ウエストコースト風の明るく乾いた音が印象的です。鍵盤の音に80年代を感じさせます。

個人的にも、ちょうど中学生で洋楽聴きはじめの頃、アメリカントップ40で流れてきたタイトルチューンをきっかけに、AORというものに関心を持ち始めたわけです。

セールス的にもキャリアハイとなり、①⑥のTop40ヒットが出ています。

多分、YSPでは取り上げないと思いますが・・w

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My Favorites Soul-Side Vol.1

ヴォーカル担当です。私からはソウルミュージックの名盤を折に触れて紹介していきます。

記念すべき第1回目は、私が最も影響を受けたソウルシンガー、Donny Hathaway(ダニー・ハサウェイ)のライブアルバム「LIVE」です。

若い頃、ロックもR&Bも好きで、どんな音楽をしていきたいかずっと迷っていたのですが、その迷いを吹き飛ばしてくれたのがダニー・ハサウェイとの出会いでした。

アラサー世代の私にとって、「R&B」とはセクシーな美男美女がクネクネ踊りながら電子音のトラックに乗って軽く甘く歌う系統の楽曲のことを指していました。

しかし、その手のR&Bには興味が湧かず、親の世代が聴くようなボーイズⅡメンやブライアン・マックナイト、マイケル・ジャクソン、ルーサー・ヴァンドラス、ホイットニー・ヒューストンら80〜90年代の、いわゆる「ブラコン」と言われるジャンルの音楽と出会い、傾倒していました。

同時にロック方面から音楽のルーツを掘り下げていくとカーティス・メイフィールドやアレサ・フランクリン、オーティス・レディングやジェームス・ブラウンら6〜70年代のソウルミュージックにぶつかるわけです。

そこから音楽的な空白を埋めるように70年代のR&Bに目を向けた時、自分にとってドンピシャな歌声とサウンドのアーティスト、ダニー・ハサウェイと出会ったのです。

ダニー・ハサウェイの歌声は少しハスキーでスモーキーな音色で、もう少し前の世代のソウル系のアーティストと違ってシャウトすることはなく柔らかく丁寧に、でもどこか熱狂的な部分が特徴的です。そして、エレピとリズム隊が絶妙に絡み合うレトロなサウンドや、内向的な歌詞、私小説のような歌詞が特徴的でした。

その特徴が最も遺憾なく発揮されているのが冒頭でお話ししたアルバム「LIVE」です。
ハリウッドのトルバドールで行われた公演と、ニューヨークのビター・エンドで行われた公演が収録された本作は他のどのアルバムよりもライブ会場の熱気や温度感、ミュージシャンのグルーヴや高揚感がひしひしと伝わってくる、そんな音源なのです。

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