4/3(土)本気でAORナイト ライブリポート

久々のコラムは、いつもと違い、ライブリポートをお送りします!
このセッションは、ギタリストの増崎孝司さんを中心に、目黒のBluesAlleyJapanを中心に8年ほど前から不定期に行われています。メンバーは、若干の変動がありましたが、今回は、このメンバーでした。

◆メンバー
増崎孝司 – Guitar
種子田健 – Bass
小笠原拓海 – Drums
宮崎裕介 – Keyboards
友成好宏 – Keyboards
中島オバヲ – Percussion
竹上良成 – Saxophone,Flute
三谷泰弘 – Vocal

竹内まりやさんのファンには申し訳ないですが、ツアーがキャンセルになったため、小笠原さんのスケジュールが空き、今回の企画ができたのかな、と勝手に推測しています。

◆セットリスト
1st
M1 Lowdown (Boz Scaggs)
M2 We’re In This Love Together (Al Jarreau)
M3 Him(Rupart Holms)
M4 Biggest Part Of Me (Ambrosia)
M5 Lost In Love With You(Leon Ware)
M6 Look Who’s Lonely Now (Bill LaBounty)
M7 Sailing (Christpher Cross)
M8 Takin’ It To The Street (Doobie Brothers)
M9 Ai no Corrida (Quincy Jones)
M10 What Cha’ Gonna Do for Me (Chaka Kahn)
Encore
M11 Rosanna (Toto)
M12 After The Love Is Gone (Airplay)

2nd
M1 What You Won’t Do For Love (Bobby Caldwell)
M2 Take Me To Your Heaven (Wilson Bros)
M3 Him(Rupart Holms)
M4 Baby Come Back (Player)
M5 Lost In Love With You(Leon Ware)
M6 I’m A Camera (Marc Jordan)
M7 Come On Home (Pages)
M8 Takin’ It To The Street (Doobie Brothers)
M9 Ai no Corrida (Quincy Jones)
M10 Georgy Porgy (Toto)
Encore
M11 Do You Love Me (Patti Austin)
M12 I Just Wanna Stop (Gino Vannelli)

両セットとも、2曲め以降中盤までは、若干玄人ウケする選曲。でも、このセッションはそれでいいのです。
楽器が7台もあるのに、個々の音色がクリアに聞き取れ、これはさすがとしか言いようがないです。無駄なインプロビゼーションもなく、概ね原曲のアレンジに忠実に演奏されていて(それがオーディエンスが望むところだと思います)とても落ち着いて聴けました。
最後は、YSPでもよく取り上げるIJustWannaStop。やはりプロは違いますなw

休憩時間に機材見学。
やはり珍しさもあって目を引いたのは、ヴォーカル周りの機材類。コーラスパートを予め録音しておいて、足元のスイッチや手元のMIDI機器で所謂「ポン出し」(踏む、又はタッチするとコーラスパートが再生される)しているようです。このセッションは、ドラムがクリックに合わせていないので、ヴォーカルの三谷さんが「ポン出し」するのですが、これは、タイミングに相当修練が必要そうです!!
でもウチのVoのM君は興味津々で、今にもネットでポチりそうな勢いでしたw今後の動向に、ご注目!w

YSPでも取りあげたいなぁと思う曲が1曲ありました。
こちらも今後ご期待下さい!

話題の「ポン出し」機材
小笠原さんのセットは、至ってシンプル
友成さんの下段は、私のと姉妹機♪
宮崎さんの下段は、何やら高そ〜!

9/20,三軒茶屋GrapeFruiteMoonでのライブをYoutubeチャンネルにUPしました!

関係者のみ、セミクローズドのライブとなりました。
新しい曲を3曲追加。前半戦でちょっとした事故があったのですが、涼しい顔(?)をして通過、後半はSaxの依田さんのゲスト参加もあって、全開状態になりました。
なかなかやりにくい環境が続きますが、コツコツ活動をしていきます!

9/6,KAMATAぶらぶらでのライブをYoutubeチャンネルにUPしました!

2月以来、約半年ぶりのライブとなりました。
Youtubeの生配信に初挑戦しましたが、リアルタイムで約140Hit頂きました!
有難うございます!やはり世界に発信すると違いますね😊
ただ、機材トラブルで、音がおかしかったので、再度上げ直しました。
是非ご覧ください!
打ち上げでは、酩酊状態になるメンバーも。。
やはり、久々のライブは良いですね!9/20も、よろしくお願いします!

ライブのお知らせ

こんなご時世ですが、9月にライブ2本やります。

①9/6 at KAMATAぶらぶら
https://kamataburabura.wixsite.com/topsite/access

なんとSteely Dan のコピバンの「Steely Jordan」さんとの対バンになります。
YSPの出番は13:00〜です!
この模様は、YSPのYoutubeチャンネルで配信します。
StayHomeな方も是非ご覧ください!
https://www.youtube.com/channel/UCoHQbYAFY1Ko3wjactgyMDA


②9/20 at 三軒茶屋GrapeFruitMoon
http://grapefruit-moon.com/access/

こちらは、ディスコ系の「Night To Remember」さんとの対バンです。
こちらもYSPは13:00〜です。
配信はないですが、あとでチャンネルに上げます。
こちらは、チャージ@2000(ドリンク別)となります。


いずれも、入場者数制限もありますので、もしお越し頂ける場合は、
事前にメンバーにお伝え下さいね!

さて、なかなか難しいご時世ですが、負けずに、バンドとして
試行錯誤・進化していきたいと思いますので、今後もよろしくお願いします!

My Favorites AOR-Side Vol.4 byまこんち★横浜支店

鍵盤担当です。AORサイド第4回は、若干ディープに入っていきます。
今回ご紹介するアルバムは、Randy Goodrumの「Fool’s Paradise」です。


Youtubeでアルバム一枚丸ごと聴けるのは、ある意味考え物ですが・・
(「次へ」ボタンで、全曲聴けます。)
まあ、CDは当然廃盤なので是非DLで買って下さいねw

Randy Goodrumは、シンガーというよりも、コンポーザーとしてのキャリアの方が有名なアーティストです。


例えば、


等で、作者や共同作者として、クレジットされています。

話を元に戻し、「Fool’s Paradaise」は、後々出すようなセルフカバーがなく、純粋なオリジナルアルバムとして制作されています。(’82年)
彼の唄には、華が無く(失礼!)、音のイメージ的にも非常に地味なアルバムなのですが、これぞAORというサウンドで、佳曲が並びます。
鍵盤も、ホント、良い音してます。

また、アルバム全編、Jeff Porcaroが叩いています。贅沢!
(またまた、結びつけて、すみません・・好きなんです)
ドラムを傾聴するなら、#3「Savin’ It Up」でしょうか。
地味ながらPorcaro節炸裂です。16/16拍目の使い方、好きなんですよね。

あと、楽曲としては、#7「Second Chance At Love」でしょうか。
まずは、その2曲、聴いてほしいです。

夜、照明を絞って、じっくり聴いてみて下さい。そんな感じのアルバムです。

My Favorites AOR-Side Vol.3 byまこんち★横浜支店

鍵盤担当です。AORの第3回目は、少し角度を変え、アルバム単位ではなく、あるアーティストに絞って、スポットを当ててみます。
ドラマーJeff Porcaro(1954-1992)です。

TOTOだけではなく、数々のセッションワークに携わっていたのは皆さんよくご存知だと思うのですが、そのセッションワークから、個人的に特におすすめしたい3曲をご紹介します。

まずは、お馴染みのこの名曲「Arthur’s Theme」
これは、TOTOも含めた全てのPorcaro作品の中で、最も好きな演奏です。
ここには、繊細なハイハットワークから、表情豊かなライド/スネア、パーカッシブなタムワークまで、とにかくドラマーに必要な「抑揚」の全てが詰め込まれています。
特に、金物系での抑揚の出し方は、私の知る限り突出したものがあります。
名曲の陰に名演が有るわけです。(尚映像に出てくるドラムの方は、無関係です)

次は、ちょっとマイナーかな、Pagesの「You Need A Hero」
これは、うって変わって非常にタイトなサウンドになります。
ここでも16の抑揚の効いたハイハットは健在ですが、やはり、有るべき位置にスパッと入るタイトなバスドラが、素晴らしいです。TOTOで演奏した最後のアルバムもそうでしたが、優れたロックドラマーでもあったわけです。
Pagesは、その後、発展的解消を遂げ、Mr.Misterと名乗り、全米制覇します。

最後は、AORというよりブラコン?。Michael Jacksonの「The Lady In My Life」
この曲は、あの「Thriller」9曲中、シングルカットされなかった2曲のうちの1曲です。
これは、先程も書いたように、金物での表情の付け方がとんでもなく凄いです。
それと、この曲は特に、そういった部分がしっかり伝わるように、唄以外の楽器にも十分スポットを当てて制作されています。さすがクインシージョーンズさん。
このアルバムでは、Porcaroは全4曲で演奏しています。

これ以上書くとキリがないので、このあたりでやめておきます。

あ、そういえば、表題の「まこんち」というのは、私の友達♀が新宿でやっているバーの屋号から、本人許諾の下、拝借しています。

My Favorites Soul-Side Vol.2

ヴォーカル担当です。私からはソウルミュージックの名盤を折に触れて紹介していきます。

第2回目は、ニューソウルを代表するシンガー、Curtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)のライブアルバム「Curtis/Live!」です。

カーティス・メイフィールドは、Impressions(インプレッションズ)時代に「For Your Precious Love」や「People Get Ready」といったヒット曲に恵まれ、60年代中〜後半には人気アーティストの仲間入りを果たしています。

そんなカーティスがソロ活動を始めたのが1970年。R&B/SOULの名盤として有名な「Curtis」を発表し、ビルボードのR&Bアルバムチャートで5週連続1位を飾りました。

その勢いのままに、1971年1月にニューヨークのビター・エンドでのちに「伝説」と言われるライブが行われたのです。

「ビター・エンド」。実は前回取り上げたダニー・ハサウェイのライブアルバム「LIVE」も、同年にこのライブハウスで収録されました。

半世紀前から現存しているビター・エンドは、今でこそアマチュアも気軽に出演出来る登竜門的なハコという立ち位置であるものの、当時のビター・エンドはジェームズ・テイラーやジョニ・ミッチェル、スティーヴィー・ワンダーなど、伝説的ミュージシャンが演奏していた格式高いライブハウスでした。

そんなビター・エンドで起こった「伝説」の一つがダニー・ハサウェイの「LIVE」であり、もう一つがカーティスの「Curtis/Live!」だったわけです。

200人ちょっとのキャパシティの小さなハコで収録されたサウンドには、ノイズも観客の反応も生々しく残っています。だからこそ、このアルバムを聴いていると自分も1971年のニューヨークへタイムトリップしたような気分になれるのです。

この音源で面白いのは、カーティスの音楽的特徴であるホーンセクションやストリングスといった上物がなく、ギター、ベース、パーカッション、ドラムでシンプルな演奏をしているところです。

シンプルながら観客の熱気も相まって脈動感あふれるグルーヴになっているのが堪りません。ブラックミュージックにかかせないこってりした、うねるようなノリが前面に出ているこのアルバムは必聴です。やはりソウルにはパーカッションが欠かせないですね。

https://www.amazon.co.jp/Curtis-Live-Dlx-Mayfield/dp/B00004UDEA

2/29のライブについて

YSPは、明日2/29のライブの出演を見合せることに致しました。
間際の判断となりましたが、ここ数日の社会全体の動きの速さにも鑑み、決断致しました。
予定を空けて頂いていた皆さま、申し訳有りません。是非また次回お願い致します。